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バリアフリーコンサートを
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バリアフリーコンサート 企画への経緯

 バリアフリーコンサート企画は、1999年3月に当時、大阪音楽大学講師であった石原光世と宝塚市在住のピアノ教師で発足したボランティアグループです。現在、音楽大学出身者を中心に14名のメンバーで活動し、支援の輪が広がっています。

 石原は、ピアニストとして活動し、茨木市・宝塚市などでピアノを指導しておりますが、知的障がいを持つ生徒も多くおります。1999年3月、石原がオーケストラと協奏曲を共演した際に、知的障がいを持つ生徒たちにも聴いてもらいたいと願いましたが、案内チラシに「未就学児はご遠慮ください。」との内容があったことから、未就学児ではないにもかかわらず状況的に無理と判断し、結局チラシを渡すことを控えざるを得ませんでした。一方、発足者のピアノ教師には二人の子どもがおりますが、長女とはクラシック、バレエ、ミュージカルなど様々な公演に行き、共に楽しみ、心によい経験をさせることが出来るのに対して、知的障がいのある次女は乳幼児向けの公演以外は連れていくことにためらいを感じ、結局留守番という経験を積む結果になっていることに、淋しさを感じておりました。

 知的障がいを持つ人たちは感情表現がストレートなため、しばしば公共の場で声をあげてしまうことがあり、一緒に演奏会などを楽しむことが困難であるのが現状です。二人で何度となく、上記の事について話し合い、声をあげても気兼ねせず出かけられる演奏会が欲しい、いずれは一般売りのクラシックやミュージカルの公演にも出かけることができればという願いから、この企画に至りました。「障がい者のためのコンサート」ではなく、「普通のコンサート」に障がいのある人もない人も一緒に参加してもらえることを目指しています。

 1999年11月に宝塚で第1回を開催、2000年7月の第2回目以降は、手話通訳や手話の歌を取り入れ、案内チラシは墨字の上に点字を打った「バリアフリーチラシ」を使用、これは「点字の啓蒙になる」と好評です。出演者は現在各地で活躍中のプロのクラシック音楽家で、純益金は障がい者の自立支援のため寄付しています。
2003年3月には10回記念として念願のオーケストラコンサートを開催、9月には宝塚歌劇団との共演で話題を呼びました。
 同年に「バリアフリーコンサートを応援する会」を発足し、バリアフリーコンサートを20年支えて参りました。

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